関守神

2025年あけましておめでとうございます。

昨年も色々な方にお世話になりました。


昨年は任天堂switchへの移植と。

昨年の12月末には関守神の追加音声の収録を。

新年が明けて1月18日には月臣のコラボカクテルイベントを。

ご協力いただいた皆さんに心から感謝申し上げます。


関守神は、知人が自ら命を絶ったことへの怒りと後悔の念で作った作品です。

真っ黒い感情の中で生まれたこの作品を、皆様の力で光のもとにだしていただきました。

出演してくださったCASTの皆様、一緒に開発してくれた皆様、

遊んでくださった皆様、実況してくださった皆様、取材を手伝ってくださった皆様、

リリースを快諾して色々と準備してくれた弊社の代表。

本当にありがとうございます。


暗い感情の中で作ったものだからこそ、この作品を通して、

誰かの糧になってくれたら、(それは経験でもお金でもいい)とても嬉しいです。


ほんの少しでも亡くなった彼女の供養の手向けになればと思うのは、傲慢かもしれません。

でも亡くなった彼女には、苦しみのない光のさす場所にいてほしいと思います。


隣にいる人が、次の日に突然いなくなることがあることを、

バカな私は彼女が亡くなるまで気がつきませんでした。


石巻で生まれ育った友人が、

「子供の頃から一緒に育ってきた、近所の知り合いがほとんど津波で飲まれて亡くなった。

私は、いまでも、幽霊でもいいからみんなに会いたいよ」

そう私に呟いた言葉が、いまでも耳の奥にのこっています。


夜市と関守神の少女の二人は、

生きている人間と、この世のものではない者の対の二人です。

生きている人間の、死んでいる人間に対する執着。

誰もがこの世で経験する、愛する者との死別の苦しみを描きました。


でも結局、その苦しみも執着すらも幻想で、本当はなにも怖くない気がします。

人生は楽しいよ。

そう胸を張って伝えられる物語を、作っていきたいと思っています。

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